リッジウェイ アーストンシダー

ローコストかつ長持ちな屋根材です。

米国からの輸入品のため、円安でコストは上昇してますが、カバー工法では今でも比較的費用を抑えて施工できます。

軽量で柔軟性があり、基材にアスファルトを含むため防水性が高いものです。

従来のシングル屋根材は模様のためのスリットが設けられ、この部分の接着が弱く経年剥離劣化し易い商品でした。
リッジウェイは、工場で端まで接着加工された2重構造の模様のため、耐久性が格段に良くなっています。

表面は天然石を砕いたものを焼成着色し、その粒を基材に圧着しているので、色の劣化が少ない、長寿命な屋根材です。

近いグレードの屋根材:住宅用スレート屋根材は 表面がフラットなため、屋根材同士の重なりが毛細管現象を起こして雨水を吸い上げやすくなります。この重なり部分に、経年蓄積のホコリが、毛細管現象を加速し、屋根に悪影響を及ぼすことがあります。シングル材は、石粒の隙間が空気を含み、毛細管現象が起こりにくく、屋根勾配のゆるやかな物件にも対応します。

ハリケーンの国で選ばれる屋根材
柔軟なアスファルトベースの屋根材なので、飛散物が衝突しても、割れたりることはなく、万一穴が空いてもその部分だけの補修が可能です。
台風の襲来する日本においても、その特性はメリットです。

米国では アスファルトシングルの補償が30年のものが多いので、耐久性に相当の自信があることの証だといえます。(日本では10年補償になります)

よくペンキは塗れるのですか?というご質問を受けます。
米国製リッジウェイ表面の天然石粒は、お茶碗と同様の釉薬で焼きつけられた色落ちしにくいものなので、基本:塗装メンテナンスは不要です。シングルは軽量なので30年程度後、美観劣化が気になりましたら、既存シングルの上に重ねてシングルを施工することも可能です。
住宅用スレートもアスファルトシングルも、水返しがない構造なので、屋根材の排水性能を低下させる塗装リフォーム工事は、弊社では避けるようにお願いしています。